うつ病とパワハラと障害年金の関係

2016-06-18

私は、うつ病の方のご相談やご依頼を受けることがとても多いです。

その時にいつも感じることがあります。それは、そのうつ病を発症するまでの経緯を細かくうかがっていくと、ほとんどの方が仕事が原因でうつ病になったということです。

例えば、

・毎日の長時間労働で、病院に行きたくても有給休暇すら取らせてもらえなかった。
・上司からの理不尽なパワハラを受けていたが、我慢していたらうつ病の症状が出てきた。
・納得できない理由で解雇された。

というような原因です。

これは明らかに労働基準法違反であり、労働者が健康を害するまで我慢するべきことではありません。

また、うつ病の方の相談の中で、「今までの会社では、いくつもの会社から辞めてほしいと言われた」と聞くことも多いです。

会社側から「辞めてほしい」という退職勧奨を受けても、労働者はそれに応じる必要はありませんが、やはりその職場には居づらくなり、結果的に自己都合の退職をしてしまうこともあると思います。

まず、納得できない理由で「辞めてほしい」という退職勧奨を受けても、自分から退職するということはしないでください。

たとえ、退職勧奨に応じる場合でも、その際の会社側との交渉や離職票を会社都合にするなど、労働者側に有利な方法はあります。

そして、退職勧奨ではなく解雇を言い渡された場合、解雇には簡単に応じる必要はありません。

解雇は、「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする」
と、労働契約法第16条に明文化されています。

ということは、多少仕事が遅いとか、たまたまミスをしたとか、その程度では解雇は認められません。

「このような状況になっても、泣き寝入りするしかなかった」
という、社労士としては悲しい言葉を耳にすることも多いです。

体調を崩すほど、職場で困っていることがあれば、すぐに社労士にご相談ください。

社労士は、労働関係の専門家でもあります。

劣悪な労働環境での就労⇒うつ病の発症⇒退職⇒生活が困窮⇒障害年金の請求

のように、いろいろなことが繋がって、障害年金の請求に至っているのではないかと考えさせられるとともに、社労士は根本的なことから救うことができるのではないかと、日々感じています。

現在、このような経過で障害年金の請求をすることになったとしても、今後社会復帰できるようになった時には、良い環境で無理なく働ける職場に出会えることまでお力になりたいと思っています。

一人で抱え込まず、障害年金以外のことでもぜひご相談ください。

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