初診日と考えられる日が複数ある場合~社会的治癒

2016-01-14

大学在学中にうつ状態になり、心療内科を受診しました。
何度か通院し服薬しましたが、数か月後には服薬せずに普通の生活を取り戻し、卒業後就職しました。

就職してから3年半後に、職場の人間関係や上司のパワハラによりうつ状態になり、精神科を受診。
その精神科は職場の近所だったため、自宅から近い精神科に転移し、現在は休職中。

以上のような場合、まず大学在学中の受診を初診日にすると障害基礎年金の請求になり、2級に該当しなければ障害年金は受給できません。

しかし、在職中の受診を初診日にすると障害厚生年金の請求ができます。

大学在学中、心療内科で治療を受けて、服薬もすることなく数年間通常の生活をしていたということは、障害年金では社会的治癒という考え方ができます。
請求者が不利にならないように、前の傷病と後の傷病を分けて取り扱う考え方です。

しかし、特に精神の障害の場合には社会的治癒を認めてもらうのはとても困難です。

この方の場合は、社会的治癒が認められ、障害厚生年金3級が認定されました。

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