谷間の障害年金により再請求ができそうです

2017-03-30

過去に慢性腎不全による人工透析で障害年金を請求したものの、保険料納付要件が満たせずに不支給だった方からご相談がありました。

大学を卒業後すぐに就職し、就職してわずか4か月後の健康診断で尿蛋白を指摘されて、すぐに医療機関を受診。

この場合、20歳以降の大学生である期間を学生納付特例期間にするか国民年金保険料を納付しているかのどちらかであれば、障害厚生年金での請求は可能です。

(または、平成3年4月前の学生期間であれば未納でも大丈夫です)

しかし、昭和61年3月31日までに初診日がある場合には、旧法の保険料納付要件を使います。

そうすると、この方の場合は保険料納付要件が満たせないのです。

旧法の障害厚生年金の納付要件は、「初診日の前月までの厚生年金期間が6か月以上」となっており、就職してすぐに初診日がある方(正確にいうと旧法は発病日)は障害年金がもらえないということが起こってきます。

そのため、平成6年改正でこういう方々を救済できるようになりました。

これを「谷間の障害年金」と言います。

旧法の要件に該当しなくても、新法(現在の法律)だったら要件を満たせるのであれば、障害基礎年金の請求ができます。

ちなみにこの障害基礎年金は国年法30条の4第1項の20歳前傷病の障害基礎年金になりますので、以下のような注意点があります。

・公的年金の併給制限・所得制限があります。
・納付要件の直近1年要件は使えません。
・老齢基礎年金の繰上請求をしていても請求ができます。

当事務所にご相談をいただいた際に、これが真っ先に頭に浮かび、今だったら受給できるはずとすぐに受任し、請求手続を始めました。

以前に障害年金の請求をして不支給だったとしても、法改正後の今だったら受給できるという方は意外と多くいらっしゃるのです。

もしかして、、と心当たりのある方は、ぜひご相談くださいませ。

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