障害年金で初診日が重要な理由

2017-01-19

セミナーやお客様の前で障害年金についてお話をすると、「初診日がこんなに重要だったなんて知らなかった」というお声をいただくことが多いです。

そして、請求代理のご相談を受ける時にも、「初診日をどこにしたらよいのかさっぱりわからない」とか

「病院では、初診日なんてどこでも構わないと言われた」など、初診日について混乱されたということもよく聞きます。

障害年金の請求では、障害がどんなに重くとも初診日が確定できなければ、受給権を得ることはできません。

初診日が確定できないという理由で、障害の状態すら審査してもらえないのです。

 

障害年金の要件としては、以下の3つになります。

①初診日において被保険者であること。

②初診日から1年6か月を経過した日(障害認定日)において、障害等級に該当する程度の障害の状態にあること。

③初診日の前日において保険料納付要件を満たしていること。(要件の内容は割愛します)

 

どの要件を確認するにしても、初診日が基準になっており、初診日の証明ができなければ、そもそも障害年金の3要件を満たしているかすらわからないのです。

 

病気の中でも、長期に渡るものや、軽快と悪化を繰り返すものなどは、初診日と思われる日がいくつか出てくる場合があります。

例えば、サラリーマンの時に医療機関を受診した時期と、退職した後に医療機関を受診した時期。

どちらの初診日を主張するかによって、障害厚生年金か障害基礎年金かが決まります。

当然、受給できる年金額も変わりますし、2級以上に該当すれば配偶者の加算が付くか付かないかも違います。

社労士が障害年金の請求をする際に、初診日で迷うような場合には、あらゆる可能性を考えて、方針を決めていきます。

「社労士に依頼するとそんなに変わるものなんですか?」と言われることがありますが、

時間や労力を短縮できるだけではなく、その方に一番有利な請求方法を考えることができるということが最大のメリットなのではないかと私は思っています。

Copyright(c) 2015 カメリア社会保険労務士事務所 All Rights Reserved.