障害年金1級と2級の境目とは、、。

2016-12-20

同じ疾病の障害年金請求を何度も行っていると、やればやるほどいろいろな疑問が湧いてきます。

それは、ほとんど同じ内容の診断書を提出したにも関わらず、結果が全く異なる時です。

まず障害年金の請求代理を受ける時には、受給の可能性とおおよその等級も考えます。

「とりあえず出すだけ出しましょう!」と言う社労士はほとんどいないかと思いますが、当事務所ではご契約前に障害認定基準に当てはめて、該当するであろう等級も頭に入れ、それを確実に受給できるように進めていきます。

例えば、脳出血の方では右被殻出血が多いですが、そうするとほとんど左上下肢に麻痺が残ります。

その症状から日常生活動作をヒアリングして、実際に目の前で動作をやってもらったりしながら、2級(もしくは1級)には該当するのではないかと目途をつけるのです。

そして書類を提出し、結果が届いた時にそれが1級の方と2級の方に分かれることがあります。

脳出血を起こした時期も、障害認定日の時期も、症状固定かそうでないかも、ほとんど同じ条件でも結果が全く違ったりするので、本当に障害年金は難しいなと思います。

難しいというよりは、理不尽ですよね。

国民年金法施行令別表では、

1級…身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度と認められる状態であって、日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの

2級…身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であって、日常生活が著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの

と定められております。

これだけを読むと、よく間違った解釈をされるのですが、「1級は寝たきり状態や常時介護の状態でないと認定されない」と思いがちです。

しかし、実際に1級と2級の境目というのは実務をやっていると曖昧だと感じます。

少なくとも当事務所の1級のお客様方は寝たきり状態でも常時介護の状態でもありませんし、体調が良い時はお一人で外出もできます。

障害年金はまずは受給権を得ることを目的としておりますが、とりあえず受給できればそれで安心!ではなく、この結果は妥当だったのか、どうしてこの結果になったのか、今後に生かせることはないだろうかと、必ず反省をするようにしています。

そうやって結果を蓄積していくことで、より他のお客様に貢献できるのではないかと思っています。

そうは言っても、私の探究心からだったりするのですが。。

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